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■ 仕口ジョイントと金物ジョイント
金物工法は、従来の仕口と呼ばれる”ほぞ”や”ほぞ穴”を作って梁や柱を接合するやり方から
金物のジョイント材で接合する方法に変えたものです。
昔の古民家のような伝統工法で、太い柱と梁で接合していた場合は接合部に耐力を期待する事もできます。
しかし、現在の在来工法のように105角からせいぜい太くても130角程度の柱では、仕口(接合部)に耐力を
期待しないというのが建築基準法の考えです。
そのかわりに、変形に対しては耐力壁で抑え、引き抜く力に対しては柱や梁の外側から後付けの金物で
接合部を補強します。
またほぞ穴を掘った所は、材木の断面欠損になり通し柱などでは材木の耐力低下を招きます。
金物工法は、接合部そのものに耐力を持たせる事ができるのですべての接合部に耐力があります。
したがって、後付けの補強金物が必要なく、断面欠損も無いので材木の耐力も低下させないですみます。
結果として、地震による被害も従来仕口工法より受けにくい事が実験で示されています。
こうした都合の良い工法ですが一つ条件があって、集成材でしか従来は使えませんでした。
これは金物をセットした梁と柱を組む時に厳密な精度が求められる為で、工場生産品である集成材が
持つ寸法安定性が必要だった為です。しかしながら、大きな梁などには向いている集成材を
小梁や柱に使うことは無駄なコストアップの原因になるばかりか、無垢材という本来の木を使う事を
妨げる要因になっていました。
■ 木材対応金物
沖縄に本社を置く(有)平田建設が開発したちゅらきや金物はスピンドライブというシステムでこの点を
クリアしています。通常、金物工法では梁のピン孔と受金具のピン孔に多少でもズレが生じると、
柱と梁を仮接合した後のピンやボルト等の打ち込みに支障が起きます。
スピンドライブシステムは接合金具とコネクトパイプの組み合わせにより多少のズレが発生した場合も、
スピンドライバー(引き付け部材)を回転させて引き寄せて締め付ける事ができます。
このシステムとコンパクトな梁受け金物の組み合わせにより、無垢材への対応をが可能になっています。
財団法人 日本住宅・木材技術センター 性能認定番号 : 金物S53A06・01 → 無垢材対応金物工法詳細(PDFファイル)
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